koogawa blog

iOS、Android、foursquareに関する話題

とあるiPhoneアプリ開発者が、初めてのAndroidアプリをリリースするまで

Androidアプリ開発の勉強を始めてから2週間。ようやく1作品目のアプリをリリースすることができました!

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Venue Map for Android (無料)

すでにiPhoneアプリを4つほどリリースしている私ですが、今までJavaを本格的に使用したことはなく、レベル的には学生時代に入門レベルを勉強して放置してたぐらいです。

ここでは、私がリリースまでにどんなことをやったかをまとめておきたいと思います。

1. Ttitanium Mobile → 挫折

Titanium Mobile(タイタニウムモバイル)とは、JavaScriptiPhone/Androidアプリが同時に作れてしまうという素晴らしい開発環境のこと。

以前からTitaniumには興味があったので、参考書を買って勉強してみることに。 しかし、参考書通りにサンプルソースを動かそうとしてみても、何故かビルドが成功しない…。

4時間ぐらい試行錯誤してみるも、一行にビルドは成功せず。 こうしているうちに、

"この時間をJavaの勉強にあてた方が、はるかに効率的なんじゃないか…"

ということに気付き、ひとまずTitaniumを諦めることに…(1回目の挫折)

2. 書籍を読む → 挫折

以前、買ったまま放置していた「Google Androidアプリケーション開発入門 画面作成からデバイス制御まで」という書籍を読み始める。

最初の方はわかりやすかったのだが、Hello, Androidアプリを作った直後から知らない単語が出始め、更には、よくわからないデバッグツールが頻出し始める。

結局、内容に付いていけなくなり、再び本棚へと封印(2回目の挫折)

※この本は多分、入門レベルから一歩進みたい人が読む本なんだと思う

3. Webの連載記事

世界を目指せ!Androidアプリ開発入門」という連載記事を第1回から読み始める。

これも最初の方はわかりやすかった。 中でも、実機への転送方法として、いったんapkファイルをWebサーバに上げて、それを実機からダウンロードさせる、という方法はとても斬新だった。 (USB経由で簡単に転送できることを知ってたので、一度も試さなかったが…)

しかし、回を進めていくに連れ、指示通りプログラムを書いてもエラーが発生してアプリが起動しない、といった現象が頻発し始める。 ダウンロードしたサンプルソースにもTYPOが多く、そもそもビルドが通らない。 記事に寄せられた読者からの訂正コメントのおかげで、なんとか途中までは進められたものの、第5回ぐらいで脱落(3回目の挫折)

初級~中級者向けの記事だったらまだわかるけど、入門者向けの記事でこれはない。

「これじゃ世界は目指せない」

4. 書籍2冊目

今度こそ失敗しないために、Amazonのレビュー評価が高い書籍を買うことに。(最初からこうすればよかった…)

一番評価の高かった「初歩からわかるAndroid最新プログラミング」という書籍を購入してみることに。

内容はレビュー通り、とてもわかりやすかった。 説明がとにかく丁寧で、突然知らない単語が出てくる、といったことは一切なかった。 第2章「Eclipseを使った実際の開発手順」では、デバッグの仕方も解説されており、単なる開発手順だけでなく、バグに直面した時の対処法まで解説されていた。

第4章「はじめてのAndroidアプリケーション」まで読んだところで、今回作りたかったアプリは作れそうな感じだったので、この時点で開発を開始。

本に載っていないところはWebで調べるなどして、だいたい一週間ほど(学習期間を除く)でアプリをリリースすることができた。

まとめ

いろいろ挫折もしましたが、無事アプリをリリースできたのも「これを作りたい」っていう、明確な目標があったからなんだと思います。 「何か作りたい」程度の目標だったら、おそらくHello, Worldだけで終わってたと思います。

この記事が、これからAndroidアプリの開発を始める方のお役にたてれば幸いです。